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3月31日号


JU中販連、緊急融資など政府に要望書
中古車特集〜新車回復に期待 根強いニーズに活路〜

大樹貨物が町民の善意載せ被災地へ物資輸送
全部連、協同組合創立総会を5月10日開催
石上車輌のUAE進出が好評
苫自整協、HV整備対応へ看板・のぼりで入庫促進
ダイコク交通の「リーフ」タクシー出発式

週間ニュースの詳しい内容は
本紙に掲載しております!!


東日本大震災
車市場に爪跡深く
整備750工場に被害
道内3工場
津波で冠水
復興見通し不明
 
TOPカット
津波に飲まれ、車が参上をさらしている
 地震、津波、電子力発電所事故に加え、食料品類の出荷や飲用水の取水制限など非情な追い打ちが重なり、東日本大震災は東北地方に甚大な被害を与えている。住民生活、経済活動は震災発生後3週間を経過した今もなお混乱が続いている。三陸沿岸一帯の自動車整備工場では約750工場の被害ばかりでなく、物流停滞や輸出への波及など詳細把握はこれからの作業に委ねられている。
 
緊急融資など
政府に要望書
JU中販連
 
 自動車関係各団体は、東日本大震災で受けた甚大な被害の今後の影響を憂慮、政府に緊急支援策を要望している。日本中古自動車販売協会連合会(JU中販連、澤田稔会長)では地震が発生した12日に澤田会長を本部長とする被害対策本部を立ち上げ、中古車オークション会場の被害状況の収集に努める一方、迅速な復旧推進に向け16日、16項目に及ぶ要望書を政府民主党に提出した。
 要望書では、金融対策として、政府系金融機関に運転資金の無担保による無利子・超低利融資制度の拡充などの緊急融資のほか、受け付け態勢の整備、拡充を要請。また、従業員給与の支給や事業再建における緊急低利融資の実施を要求している。さらに、被災地における固定資産税免税や、法人税の当年度還付、緊急購入資産の特別売却など事業者支援を盛り込んだ。

特集HL
根強いニーズに活路
品質創造の取り組みを
 
 昨年、エコカー補助金制度によるスクラップインセンティブの影響をもろに受け苦汁を飲んだ中古車販売業界が、今また東日本の沿岸部一体を襲った巨大地震の直撃で新車の回復基調に寄せた失地挽回の淡い期待も吹き消されようとしている。震災発生後の道央圏のオークション(AA)4会場は、11日を境に成約率を落とし、成約単価も平均30万円半ばに低迷。2月の登録台数はバブル崩壊直後の低水準にまで落ち込み、高年式良質車の獲得は容易でない。中古車ニーズが底堅いだけに、今は高品質のサービス提供を求める消費者の期待をしっかり受け止め、信頼の土壌を耕したい。
なお、本紙にて中古車特集(7ページ建て)を組んでおります。
詳細について購読を希望される方は本社までご連絡ください。

町民の善意載せて
東北地震被災地へ
=大樹貨物=
大樹貨物
緊急物資を載せて長距離を走った
高杉さんと笠井さん
 
 東日本大地震の被災地へ道内各地からも支援物資が搬送される中、大樹町の大樹貨物(金丸栄省社長)でも17日、同町の要請に応えて、町民の善意で集まった毛布などの災害緊急救援物資を積んだトラックが姉妹都市の福島県相馬市などに向けて出発。第1陣が帰町後、24日には第2陣が現地に向かった。
 緊急物資の輸送先は相馬市と、同町が昨年春に加入した宇宙航空研究開発機構(JAXA)の研究施設があることを縁に交流を図っている「銀河連邦」(構成自治体4市2町)の一つ岩手県大船渡市。第1陣は町職員などの訪問団の車両に随行し、米1tと水1.5tとともに15、16の両日に町民から寄せられた毛布743枚、タオル類10,682枚をユニック装備の10t車1台に積んで、19日に相馬市、20日大船渡市に届けて21日に帰還。引き続き出発した第2陣も27日に無事帰社した。

全部連 5月10日創立総会
協同組合 事業開始7月めど
 
 全国自動車部品商団体連合会(全部連、新戸部八州男会長)は組合員の経営基盤強化を図るため、今月12日に「全日本自動車部品卸商協同組合(仮称)」の創立総会を東京都内日暮里のホテルグランウッドで開く。新戸部氏(フジモーターズ社長)を代表とする発起人会が決めた(2月28日)。6月初めには設立申請を行い7月1日をめどに事業を開始し、全部連組織の存続などは2011年度中に結論を出す予定方針。

石上車輌 日本部品に高い信頼
-UAE進出に手応えの1年-
オークション月2回へ
 
 自動車中古部品の道内大手、石上車輌(本社・札幌、石上剛社長)が昨年春、アラブ首長国連邦(UAE)のシャールジャに中古部品販売の合弁会社を設立して1年が経過した。3月7日に現地で開催した月1回のオークション(AA)には過去最多のバイヤー80人が参加、石上剛社長に「開業2年目で計画的な出荷、仕入れにメドがついてきた」といわせる盛況ぶりだった。
石上車輌
人気高まる現地のオークション(写真)と石上社長(写真堰E左手)

HV整備対応へPR
苫 自 整 協
看板・のぼりで入庫促進
苫自整協
 ハイブリッド車の整備技術修得に取り組んできた苫小牧地区自動車整備協同組合(川端隆志理事長)は、各工場の研修受講が進んできたことを受け、HVの受入が可能であることを対外的にアピールする次のステップに着手する。低電圧講習やHV研修などを終了している組合員工場に対して、HVの整備対応をPRする看板とのぼりを順次配布、一般の整備工場でも対応できることを広くアピールしていく。

ダイコク交通出発式
道内初「リーフ」タクシー
将来の低炭素化社会へ
ダイコク交通
 
 東日本大地震による原子力発電所事故で、クリーンエネルギーに対する国民の関心が高まるなか、石狩市のダイコク交通(紫藤正行社長)が電気自動車(EV)によるタクシーの本格運行に向けてスタートを切った。紫藤社長は「公共交通機関としてゼロエミッション実現に貢献できるベストの選択」とEVの低炭素社会における役割に強い期待を述べた。